2024 年 10月 18日 (金)
ホーム経済流通韓国ラーメン3社、第3四半期の収益性が大幅改善

韓国ラーメン3社、第3四半期の収益性が大幅改善

ソウル市内の大型マートに陳列されたラーメン(c)news1

韓国ラーメン3社が「K-ラーメン」を前面に掲げた海外事業に力づけられ、第3四半期(7~9月)にも成長傾向を継続した。農心と三養(サムヤン)食品、オットゥギはいずれも昨年第3四半期比収益性が大幅に改善され、好業績を上げた。

農心は第3四半期の連結基準売り上げ8599億ウォン(1ウォン=約0.1円)、営業利益577億ウォンを記録した。前年同期比それぞれ5.3%、103.9%増加した。農心は第3四半期の営業利益の50%以上を海外で引き上げた。米国と中国法人をはじめとする海外法人の営業利益が約200億ウォンに達した。さらに、国内法人の輸出利益を合算すれば、250億ウォンほどを海外で稼いだ。最近、海外で続く韓国ラーメンの人気が第3四半期にも続いたと見られる。

農心の好成績は、今年発売した新製品の効果にある。「辛ラーメン・ザ・レッド」と「モクテカン」だ。限定版で発売した辛ラーメンザレッドは全て売り切れ、消費者の要請が殺到、結局、正式発売につながった。モクテカンは「オープンラン」現象まで起きるなどブームとなった。

オットゥギもやはり海外法人の売り上げが増加し、第3四半期連結基準売り上げ9087億ウォン、営業利益829億ウォンを上げた。売り上げは前年同期比10.6%増、営業利益は87.6%増となった。

オットゥギは海外法人の売り上げ増加と原価率の改善効果などが実績として現れたという。ここにケチャップとマヨネーズなど伝統的な1等製品と主要家庭簡便食(HMR)の売り上げが増加したのも一役買ったという分析だ。

三養食品は史上初めて四半期の輸出額が2000億ウォンを超えるなど、海外事業を前面に押し出して、売り上げと営業利益の上昇を成し遂げた。三養食品は第3四半期連結基準売り上げ3352億ウォン、営業利益434億ウォンを記録した。昨年同期比売り上げは58.5%、営業利益は124.7%上昇した。

三養食品の海外売り上げは2398億ウォンで、前年同期比78.3%増加した。四半期の輸出額が初めて2000億ウォンを突破し、第1~第3四半期の累積実績は5876億ウォン。

(c)news1

RELATED ARTICLES

Most Popular