
韓国の大手ベーカリーチェーン「パリバゲット」が今年2月に発売した健康志向の新ブランド「ブルーラベル」が、年末時点で累計販売1900万個を突破した。発売からわずか10カ月での快進撃となり、ヘルスコンシャス層をターゲットにした新たな市場の成功を裏付けている。
ブルーラベルシリーズは、白いパン(精製炭水化物)ではなく、低糖・高たんぱく・高食物繊維の全粒穀物パンを主軸とし、いわゆる「ヘルシープレジャー(健康を楽しむ)」志向を反映した商品ラインとして注目を集めてきた。
当初9品でスタートしたシリーズは、現在26種類にまで拡充。中でも人気を牽引しているのは、発売初期からある「ノルディック・ベーカリー」ラインの▽全粒粉カンパーニュ▽クランベリーライ麦カンパーニュ▽マルチグレインライ麦パン▽もっちりルスティック――の4品目だ。
いずれも、噛みごたえがありながらしっとりした食感を維持し、「おいしい健康パン」として高い支持を得ている。
全粒穀物パンは、食物繊維やミネラル、ビタミンB群を豊富に含み、血糖値の急上昇(血糖スパイク)を防ぐ効果や腹持ちの良さが注目されている。白パンに比べて複合炭水化物を多く含み、健康志向の消費者に“罪悪感のない選択肢”として人気だ。
同ブランドの開発には、SPC食品生命工学研究所とフィンランド・ヘルシンキ大学の産学共同研究が関与。2020年から共同開発を進めた結果、独自の全粒穀物発酵種を開発。これにより、一般的に「硬い」「パサつく」と言われがちな全粒粉パンの食感課題を克服した。
この発酵技術は、パンのしっとり感と柔らかさを長時間保持しつつ、パンの劣化要因とされるデンプンの再結晶化(老化)も抑えることができるという。
SPCグループによると、来年初めには新商品の追加発売も予定しており、今後も「ブルーラベル」ブランドの強化を図る。
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