オーストラリア政府の次世代歩兵戦闘装甲車(IFV)導入事業で、韓国ハンファエアロスペースの装甲車「レッドバック(Redback)」が採用されたと、豪ファイナンシャル・レヴューがこのほど報じた。
報道によると、ハンファエアロスペースは最終事業者に選ばれ、豪陸軍に129台のレッドバックを輸出する契約を締結する。契約は数兆ウォン(1ウォン=約0.1円)規模の見通しだ。
レッドバックは2019年9月時点で、ドイツのラインメタルの「リンクス」と共にIFV事業の最終候補に上がっていた。
レッドバックはIFV事業受注のため豪軍が要求する性能水準に合わせて新たに提案したモデルだ。「レッドバック」という名前も、豪地域に生息し、世界で最も強い毒を持つクモとして知られているアカナシグモ(redbackspider)から取った。
レッドバックは重量42トンで乗務員3人、戦闘員8人の最大11人が搭乗可能。主要武装として30㎜主砲と7.62㎜機関砲を備えている。納入台数のうち相当数は現地で生産するという。
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