韓国ネット大手ネイバーは22日、モバイルアプリのホーム画面下部にクリップサービスを配置した。現在「ショッピング・ライブ」「ホーム」「ニュース・コンテンツ」の3つのタブで構成されたアプリ構造を「クリップ」「ホーム」「コンテンツ」「ショッピング」4つのタブに変更し、ユーチューブ・インスタグラムのように利用者の好みに合うコンテンツを無限スクロール方式で絶えず提供する「ホームフィード」もテスト中だ。
ネイバーは2020年から推薦・購読版でAIベースのコンテンツ推薦技術である「AIRS」で利用者とクリエイターを結んできた。その成果で昨年、推薦・購読版の1人当たり文書クリック回数は前年比12.1%増加し、300以上文書を探索する利用者が50%も急増した。利用者の滞在時間が増え、広告売り上げも1.8倍に増加した。これを受け、ネイバーは個人オーダーメード型推薦技術をアプリ全般に拡張することにした。
クリップは、ファッションやビューティー、旅行、スポーツなど多様なテーマのコンテンツを利用者オーダーメード型で推薦する。単に映像を羅列する他のショートフォーム(10分前後の短い映像)サービスとは異なり、地図やブログ、スマートストアなどネイバーサービスと連動したのが差別点だ。クリップ映像を多く見れば見るほどネイバーサービスをより多く利用する好循環構造を作ったわけだ。
ショートフォーム市場で相対的に後発走者であるネイバーは、サービス活性化のために「クリップクリエイター」も募集した。毎月15万ウォン(1ウォン=約0.1円)相当の活動費を支援し、月間最多再生数を記録した映像には最大1000万ウォンが授与される。
より多くのクリエイターがネイバークリップを探すように来年は収益共有モデルも導入する予定だ。すでにユーチューブは2月、「ショーツ」に広告を導入し、クリエイターと収入を分けている。
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