2024 年 5月 6日 (月)
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韓国ウェブ漫画専門クリエイターの実所得「上位5%のYouTuber数十倍」

(c)NEWSIS

韓国最大のウェブ漫画サイト「ネイバーウェブトゥーン」に連載を持つ作家2000人余りの実所得が、年間平均数億ウォン(1ウォン=約0.1円)に達し、人気ユーチューバーの多数をしのぐ高所得職業に成長した。ネイバーウェブトゥーンが10年前に導入したクリエイター収益配分モデルの成果だ。

ネイバーのチェ・スヨン代表は第1四半期(1~3月)実績発表で「ウェブトゥーンでオリジナル専門クリエイターとして活動中の2000人余りの実所得は平均で年間数億ウォン以上」と明らかにした。「これはユーチューブ上位5%の平均所得約4000~5000ドル(約54万~68万円)の数十倍に達する」と位置付けた。

国税庁の資料によると、ユーチューバーなどメディアクリエイターの2021年の年間収入は上位1%(342人)こそ平均7億1300万ウォン(約7300万円)だったが、全体の半数以上に当たる下位の1万7000人余りは年間平均40万ウォン(約4万円)前後しかなかった。

これに対し、ネイバーウェブトゥーンでは2021年、韓国作家700人余りの年間平均収益を2億8000万ウォン(約2860万円)と明らかにしており、トップは約124億ウォン(約12億6000万円)に上った。最近は作家の収益がさらに増え、ネイバーウェブトゥーンのキム・ジュング代表は先月25日に「トップの収益はその時の数値よりはるかに大きくなった」と話した。

ネイバーウェブトゥーンは2013年3月、作品を媒介に発生する▽コンテンツ有料販売収益▽広告収益▽IPビジネス収益――を作家に配分する「PPSプログラム」を連載作家に公開し、同年4月から本格適用している。

その結果、2013年に約232億ウォンだったPPSプログラムの年間規模は、2022年に約2兆255億ウォンに成長。相当部分が作家たちに配分されたとみられる。

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