韓国で15日、ウェブトゥーン作家協議の主催で「ウェブトゥーン作家創作環境改善のための政策懇談会」が開かれ、ウェブトゥーン業界関係者らや専門家が集まって創作環境に関連した改善策を議論した。
漢陽(ハニャン)大学病院職業環境医学科のミン・ジヒ専門医は「ウェブトゥーン作家たちの精神健康や身体健康と不安定労働の水準実態調査」の結果に言及し、作家らの健康権が保障されなければならないと主張した。
ミン氏によると、ウェブトゥーン作家たちは1日にほぼ12時間働き、勤務日数は1週間に5.7日程度という。ミン氏は「作家の裁量権が足りない」と述べ、プラットフォームと所属事務所の圧力により、カット数と連載周期などを自ら調整できない現実があると指摘した。
さらにミン氏は、業界の劣悪な環境に作家たちの薬物依存度が高まっているといい、「薬を飲んででもこの作品を完成するのだという熱意が強く、多数の作家が薬物を服用する」と言及した。
作家とプラットフォーム・所属会社間の不公正契約構造を指摘する声も出た。
ウェブトゥーン作家をはじめとするデジタルコンテンツ製作者らは、作家の健康権を保障し、作家とプラットフォーム・所属会社間の契約構造を公正に改善すべきだと訴えている。
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