韓国・光州市(クァンジュシ)で9月に実施される「2023光州青年週間」を巡って「熱情Pay」騒ぎが湧き起こっている。熱情Payは「やりがい搾取」と同じ意味で、依頼者が働く側に“やりがい”を強く意識させることにより、本来負担すべき賃金の支払いを免れる行為を指す。
運営側は5月29日、地域青年が集まるグループチャットルームに運営組織のメンバーを募集するメッセージを掲示した。対象は文化企画とプロジェクトマネージメントに関心のある19~34歳で募集枠は3人。希望者はオンラインで書類を提出し、面接を経て選抜する。
活動期間は6月26日から9月30日までで、週1回の会議への出席を求められている。イベント期間中はプロジェクトの運営に携わる。
問題は運営組織の「報酬」があまりに貧弱なことにある。掲示によると、運営組織の特典は「修了証発給」と「ボランティアとして活動する時間を支給する」というものだった。このためチャットルームには「熱情Pay」という指摘が続いた。
ある青年は、行事予算が2億ウォン(約2143万円)という点を挙げたうえ、「いろいろ活動をさせるのに最低限の賃金もないとは。『ボランティアの時間』を与えるなんて情熱Payそのものだ」と批判した。
これに対し、2023光州青年週間のキム・ギョンハン総監督がチャットルームで「少しでも早く準備をしたいという気持ちが強く、充実した内容の告知ができなかった。代行会社が選定されておらず、今後、さまざまな点で変動する可能性も考慮し、取りあえず『ボランティアの時間』だけ記入することになった」と釈明した。
この釈明にも批判が相次いだ。別の青年は「代行会社選定後に運営組織を募集すればよかった。活動費があるなら『具体的な金額は決まっていない』と書けば良いこと。明示された恩恵は『ボランティアの時間』だけであり、批判されてしかるべき内容だ」と書き込んだ。
この後、キム・ギョンハン氏は募集をいったん取り消し、代行会社選定後に再開することにした。
(c)news1