2025 年 1月 17日 (金)
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韓国の小児科医、他の診療科目への転換を次々に模索

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韓国で小児青少年科不足に「オープンラン(購入のため開店前から駆けつける)」現象が深刻化しているなか、800人余りの小児青少年科医が集まって他の診療科目への転換・兼業策を模索する場が整えられた。

大韓小児青少年科医師会は11日、ソウル市瑞草区(ソチョグ)で「小児青少年科脱出(ノーキッズゾーン)のための第1回学術大会」を開いた。小児青少年科をあきらめたり、他の診療を試みたりする会員に多様な教育の機会を提供するという趣旨だ。

この日の行事は▽高脂血症▽美容施術のボトックス▽肥満・糖尿病▽成人喘息▽下肢静脈瘤――など小児青少年科以外の診療領域に関する内容で構成された。講義内容は非公開だった。

小児青少年科の医師が集まって脱出を模索するという矛盾の背景には、▽少子化による低い報酬▽医療事故・賠償などに関する最小限の法的保護装置の不在▽保護者への「感情労働」――など、小児青少年科が直面している困難がある。

医師会によると、小児青少年科専門医の90%ほどが1年以内に閉院したり診療科目を変更したりする予定だ。

大韓小児青少年科のイム・ヒョンテク医師会長は「現在、小児青少年科の唯一の収入源は診療費だが、30年間凍結されている。10年間で小児青少年科の医師の収入が25%も減った。小児青少年科に未来がないのに医学部定員を増やしたからといって解決する問題ではない」と強調している。

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