ソウル市が民間配達アプリと進めているリユーザブル容器での配達サービスの利用件数が、2年間で65倍増えるなど急速に拡散している。ソウル市はサービスを現在の10自治区から25自治区すべてに拡大し、配達だけでなく祭りや葬儀場などにも広げていきたい考えだ。
市は繰り返し使える容器で食べ物を配達できる「ゼロ食堂」サービスを「配達の民族」「ヨギヨ」「テンギョヨ」の3つの配達アプリと実施している。新型コロナウイルスの感染拡大により配達文化が拡散するなか、ごみを少しでも減らそうという試みだ。
ゼロ食堂の今年8月の利用件数は1万771件。サービスを始めた2021年10月の164件から65倍増えた。
参加する飲食店も着実に増加。昨年12月に5自治区490カ所だったが、今年8月には10自治区の1287カ所に増えた。
ソウル市関係者は「市民向けの広報とイベントを続けたおかげで参加率と利用率が少しずつ増えている。2026年までに25自治区全てにサービスを広げたい」と話した。
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