韓国中小ベンチャー企業省はこのほど、2023年業務計画を発表し、来年度ベンチャー・スタートアップ政策課題として▽グローバル化▽ディープテック(新たな発見や技術によるインパクトのある技術)スタートアップ育成▽共生成長の3つの方向を提示した。
ユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領は先月21日の段階で「輸出ドライブで経済状況を正面突破し、ここに『スタートアップコリア』を掲げて走らなければならない」と述べ、支援強化の意向を表明していた。
中小ベンチャー企業省は今年、ベンチャー・スタートアップが中東・ヨーロッパなどグローバル進出を拡大できるよう支援するとしている。
まず、マザーファンドが出資し、海外ベンチャーキャピタル(VC)が運営する「グローバルファンド」を累積8兆ウォン規模で造成するとした。出資金以上の海外資本を国内に流入させ、スケールアップはもちろん、海外進出も支援するという趣旨だ。
ディープテックスタートアップ育成に5年間で1000社のディープテックスタートアップを育成する「超格差スタートアップ1000+プロジェクト」を本格的に推進することにした。
企業当たり最大15億ウォンまで支援する事業で、中小ベンチャー企業省はこのプロジェクトに5年間で2兆ウォンを投入するという計画だ。
共生成長も誘導する。ベンチャー企業、プラットフォーム企業、VCなどが後輩企業を育成し、小商工人と協業する「共に跳躍プロジェクト」を進める。このほか、配達プラットフォームを利用した小商工人の負担緩和のための共生協約も推進することにした。
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