2024 年 12月 22日 (日)
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韓国で警察官不足、指名手配2万人超

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韓国で指名手配された人物が今年5月の時点で2万2437人に達することがわかった。指名手配者の検挙率は新型コロナウイルス感染の期間に低くなったが、日常の回復に伴い次第に上がっている。ただ、慢性的な警察の人材不足などで依然、多くの指名手配者が検挙されずにいる。

警察庁の資料によると、最近5年間の指名手配者検挙率は、2017年は118.8%、2018年は107.8%、2019年は108.3%、2020年は95.7%、2021年は107.4%だった。新型コロナウイルス感染が猛威を振るった2020年に急落した検挙率が昨年回復傾向を見せた。

検挙率は、当該年に指名手配した人数に対する検挙人数の割合を示すもの。ある年に指名手配した人物を翌年以降に検挙する場合もあり、検挙率は100%を超えることも多い。

指名手配者はA、B、Cに分けられる。Aは逮捕状または拘束令状が発行された人物が行方不明になった場合で、発見次第、逮捕できる。Bは刑の未執行者や罰金の未納者、Cは捜査機関による所在把握通知の対象者だ。

一部は公開で指名手配される。警察は毎年5月と11月に年2回、公開手配委員会を開催し、公開手配の対象者を選定する。だが、すべての公開手配者が検挙されるわけではない。公開手配者の検挙率は2017年には15%で最も高かったが、2018年12.5%、2019年7.5%、2020年12.5%、2021年7.5%と上下動を繰り返している。

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