2024 年 5月 18日 (土)
ホーム社会韓国で相次ぐ無銭飲食…「1人で1000円で済む話」「若い人、いったいどうしたのか」

韓国で相次ぐ無銭飲食…「1人で1000円で済む話」「若い人、いったいどうしたのか」

オンラインコミュニティキャプチャー(c)news1

韓国でまた無銭飲食の被害が伝えられ、飲食店の経営者の間に無力感が広がっている。

ある地方都市の小さなビアホール。今月中旬のある夜、若い男女2組の計4人が訪れ、飲み食いした。代金は3万6500ウォン(約4000円)。

まず女性が店を出て、タクシーで去った。残された男性も立ち去りそうな雰囲気だったため、ビアホールの経営者が「そのまま行くのですか」と注意すると、「たばこを1本吸ってから帰る」と言い残して、そのまま逃走した。

経営者はこの食い逃げ客の写真をオンラインコミュニティ「ボベドリーム」に投稿した。「最近、経営が大変なのに本当に疲れる。いくらにもならない金を払いたくなくて、こんな人生を送っているのか」と書き、怒りを通り越して、あきれている。

ネットユーザーらは「若い人、いったいどうしたのか。1人1万ウォン(約1100円)で済む話なのに」「情けない」「通報するのが正解だ」「こんな人たちのせいで飲食店も前払いにするだろう」などの反応を示した。

韓国では毎年、10万件以上の無銭飲食事案が受け付けられている。通報をしても摘発が難しく、検挙されても多くが軽犯罪で10万ウォン以下の罰金にとどまる。計画的・常習的な無銭飲食は詐欺罪を適用できるが、故意性を立証するのが難しく、被害はそのまま自営業者が抱え込むことになる。詐欺罪なら10年以下の懲役または2000万ウォン以下の罰金だ。

(c)news1

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