
韓国MBNで放送予定のガールズグループオーディション番組が「未成年者の性商品化」との批判に直面している。8~15歳の未成年者が露出度の高い衣装を着用し、大人のアイドル顔負けのパフォーマンスを披露する内容で、予告映像が紹介されると、国内外の視聴者から批判が相次いでいる。
オーディション番組は「UNDER15(アンダーフィフティーン)」。15歳以下が参加可能だ。露出度の高いクロップドトップスを着用し、フルメイクで大人のアイドル顔負けのパフォーマンスを披露する内容。
ティーザー映像で紹介されると、海外K-POPファンを中心に「性的対象化」「児童虐待」などの懸念が提起された。特に2016年生まれ(現在8歳)の参加者が5人もいることが明らかになり、「あまりに幼すぎる」との声が高まっている。
制作陣によると、全ての参加者は本人および保護者の同意を得て参加しており、撮影中は未成年者保護のためのガイドラインを厳守してきたという。衣装とスタイリングも保護者と綿密に協議したうえで決定し、録画週の練習時間は最大35時間を超えないように調整したという。
制作陣は21日、公式YouTubeを通じて「本編映像を確認してほしい」「幼い参加者たちの情熱と制作陣の真心を感じていただけるはず」と呼びかけている。
韓国では2010年代以降、10代前半のガールズグループが登場するたびに論争が巻き起こっている。過去には「ガールストーリー」(平均年齢10歳)、「GPベーシック」(平均年齢14歳)、近年では「クッキー」(平均年齢13歳)、「バービー」(平均年齢14.5歳)などが最年少デビューを売りにしながら活動してきた。だが、成功例はほとんどない。
この状況を踏まえ、未成年者の芸能活動に関する法規制を再整備する必要性が指摘されている。
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