韓国仁川市(インチョンシ)の蘇莱浦口(ソレポグ)でワタリガニを買った市民のレビューが、韓国の世論を刺激している。写真に収められたワタリガニの大半が、足の取れた状態の不良品だった。
あるオンラインコミュニティに「〇〇浦口ワタリガニ購入レビュー」というタイトルの投稿があり、「これまで仁川で暮らしながら〇〇浦口は見向きもしなかったが、今日はどういうわけか行ってみたくなった。行ってみたら、焼き魚1万3000ウォン(1ウォン=約0.1円)のものが、束草(ソクチョ)での1万5000ウォンのものより良かった。〇〇浦口も変わったんだなと満足した」とつづられていた。
喜んで帰宅する途中、子どもたちに食べさせようとワタリガニ2箱を買った。
ところが、家に着いて開けてみたらワタリガニの状態がひどかった。足がきちんとついているワタリガニが1匹もいなかったのだ。足がほとんどなく、2本しか残っていないワタリガニもあった。
「ワタリガニは氷水につけて1時間ほど経つと足がなくなるようだ。ちなみにアイスボックスの中には、落ちた足はなかった」
韓国では一部の業者が、破損した不良品を売って観光地の市場の評判を落とすこともあり、消費者の被害レビューは絶えない。
昨年3月にも大田(テジョン)のある公営水産物卸売市場で、不良品のズワイガニを売ったり、水の重さまで含めて測ったりしたという疑惑が浮上し、世論の反発を招いたことがある。
(c)news1