2024 年 5月 3日 (金)
ホーム社会韓国で増える「結婚・出産せずに働き続ける女性」…雇用率が過去最高

韓国で増える「結婚・出産せずに働き続ける女性」…雇用率が過去最高

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韓国で昨年、女性の雇用率が54.1%と過去最高を記録した。特に結婚・出産適齢期である30代女性の雇用率は68%で、やはり過去最高だった。30代の女性就業者は前年比9万2000人増で、10万2000人を記録した1985年以降最大となった。

これは結婚や出産をせずに仕事を続ける女性が多いことを示している。韓国女性の初婚年齢は2002年に27歳だったが、2012年には29.4歳に上がり、2022年には31.3歳となった。

また、結婚しても出産を先送りする女性が多い。経済協力開発機構(OECD)の他の国々と比較できる2021年の数字をみると、韓国女性の平均出産年齢は最も高い33.4歳で、OECD平均の30.9歳を約2.5歳上回っている。

出産と育児によるキャリア断絶は、女性の雇用率の減少につながっている。国際労働機関の集計では、6歳以下の子どもを持つ女性の雇用率は▽ポルトガル(85.8%)▽オランダ(83.3%)▽リトアニア(80.7%)▽クロアチア(80.5%)――などが高く、独仏やオーストリア、ベルギーが70%以上だった。

韓国は18歳未満の子どもと一緒に暮らす15~54歳の既婚女性の雇用率しか把握しておらず、その数字は60.0%となっている。

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