2024 年 5月 18日 (土)
ホーム経済流通韓国でまた値上がりした加工食品…4割の上昇は10%以上

韓国でまた値上がりした加工食品…4割の上昇は10%以上

ソウルのある大型マートで市民が買い物をしている(c)news1

韓国で消費者物価上昇率が2%台と鈍化したものの、加工食品物価はむしろ上昇幅が大きくなっている。特に加工食品調査品目10品目のうち4品目は2桁の高い上昇率を記録した。

統計庁国家統計ポータル(KOSIS)によると、6月の加工食品消費者物価指数は117.80(2020=100)で前年同月比7.5%上昇した。消費者物価全体の上昇率(2.7%)の2倍をはるかに上回った。

加工食品の物価はピークに達した今年2月(10.4%)に比べると、状況は好転しているが、依然として高い水準だ。3月9.1%、4月7.9%、5月7.5%などで3カ月連続減少していた上昇幅が4カ月ぶりに反騰した。

物価指数は経済規模が大きくなるにつれ通常は上向く。しかし理想的な物価上昇率が2%台であることからすると、現在加工食品の物価が異常に高い。

加工食品品目のうち約38%が2桁の上昇幅を見せたことで、消費者物価と体感物価の格差が拡大している。

先月、物価調査品目である73の加工食品のうち28品目は10%を超える上昇率だった。品目別ではジャムが前年同月比31.0%上昇し、上昇幅が最も大きく、チーズ(22.3%)、カニカマ(21.7%)、かまぼこ(19.7%)、チョコレート(18.5%)、混合調味料(17.7%)、ごま油(17.5%)、春雨(16.8%)の順だった。

全体の物価上昇率を下回ったのは冷凍食品(2.6%)、おにぎり(2.6%)、ハム・ベーコン(2.4%)、炭酸飲料(1.8%)、小麦粉(1.4%)など13品目にとどまった。加工食品の80%が物価上昇率の平均より大幅に上昇した。

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