韓国統計庁が5日発表した「2021年の将来人口推計を反映した世界と韓国の人口現況および展望」によると、韓国の2021年の合計特殊出生率は0.81人で、香港(0.75人)を除けば世界で最も低い水準と推定される。
合計特殊出生率は、女性1人が妊娠期間(15~49歳)に産むと考えられる平均出生児数をいう。
世界の平均合計特殊出生率は2021年2.32人で、1970年の4.83人に比べて2.51人(-51.9%)減少した。
韓国では1970年の4.53人に比べて3.72人(-82.2%)減少した。昨年の合計特殊出生率0.81人は欧州(1.48人)と北米(1.64人)よりも低い水準だ。
世界人口は今年79億7000万人で、1970年比2.2倍水準に増加するものと見られる。2070年には103億人に増える見通しだ。
今年、世界で人口が最も多い国は中国(14億3000万人)で、世界人口の17.9%に当たる。2位はインド(14億2000万人)で、世界の17.8%を占める。2070年、世界で人口が最も多い国はインド(16億9000万人)、その次は中国(10億9000万人)になる見通しだ。
一方、韓国は今年5200万人から70年には3800万人に減少し、人口順位も29位から59位に下がると予想される。北朝鮮は今年、2600万人(56位)から70年には2400万人(71位)に減少すると見られる。
統計庁関係者は「今後、人口はインドを除けば、アフリカ諸国が主に増えるだろう。欧州の多くの先進国や日本、米国、中国、韓国などはほとんど減少するだろう」と説明した。
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