韓国軍当局が大統領専用機として使われる「空軍2号機」を新たに購入する代わり、5年間、約2800億ウォン(約279億円)で賃借することを決めた。
空軍は最近、大統領や首相ら政府代表団に対する任務支援が可能な新型航空機を「2号機」として長期賃借することを決め、この事業を引き受ける航空会社を選定するための作業に着手した。
軍当局は当初、新たに購入する案も検討していたが、費用負担と国民世論の動向などを考慮し、賃借することに最終決定したようだ。
現在運用中の空軍2号機は、チョン・ドゥファン(全斗煥)政権時代の1985年に導入された。40年近く運用され、老朽化が深刻という。政府はこの2号機の維持・補修のために2019~22年の4年間、約120億ウォン(約12億円)を投入しており、新たな空軍2号機を求める声が上がっていた。
空軍は近く賃借事業に関する入札公告を出して業者を選定し、契約締結日から2年4カ月以内に空軍2号機の戦力化を終えるという。
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