韓国で最近、酒類業界がレストランでのペアリングによって消費者とのスキンシップを増やしている。従来のレストランとのコラボで「フードペアリング」マーケティングに乗り出す業者はもちろん、レストランをオープンして消費者に近づこうという試みも目立つ。
ベルギーのプレミアムビールブランド「ステラアルトワ(STELLA ARTOIS)」は先月17日、ソウル市龍山(ヨンサン)区梨泰院(イテウォン)にレストラン「フリッツアルトワ(FRITES ARTOIS)」をオープンした。昨年開いたポップアップレストランの経験をもとに、常設店舗をオープンした。
ポップアップレストランはオープン当時、1カ月間で1日平均300人余りが来店し、ステラアルトワ生ビール1万杯以上の販売を記録するなど漢南洞(ハンナムドン)のホットプレイスとなった。
砥平(チピョン)酒造は最近、ソウル市松坡(ソンパ)区文井洞(ムンジョンドン)にレストラン「プンジュ(Punju)」をオープンした。旬のお任せ韓国料理と砥平酒造の限定版プレミアムマッコリ3種をペアリングコースとして提供する。内部はリウムストア(Leeum Store)とコラボし、伝統工芸作家チョン・サングンの銀製の匙と箸、杯、器などをテーブルウェアとして活用することで、韓国の洒落た趣が感じられるのが特徴だ。
ロッテ七星(チルソン)飲料も6月17日から約1カ月間、ソウル市城東(ソンドン)区聖水洞(ソンドン)の韓国料理ダイニング「サゲ(四季)」でワイン「マジュアン(Majuang)」ポップアップイベントを開催した。鶏もも肉ステーキと鶏のトンチミ(大根の水キムチ)パスタなど韓国風の料理と「マジュアンカベルネ・ソーヴィニヨン(Majuang Cabernet Sauvignon)」などのワインをペアリングして提供した。
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