2024 年 5月 19日 (日)
ホームライフスタイルトラベル物価高でも旅行をあきらめない…韓国の「コスパ良い」旅行地6カ所 (5)

物価高でも旅行をあきらめない…韓国の「コスパ良い」旅行地6カ所 (5)

梅洞(メドン)村と民宿のおばさん(韓国観光公社提供)©news1

◇「心は金持ち」になる素朴な山奥旅行…南原月坪・梅洞村

山村の夜明けは民宿のおばあさんがコトコトとご飯を炊く音から始まる。南原(ナムウォン)月坪(ウォルピョン)村と梅洞(メドン)村をつなぐ智異山(チリサン)トゥルレキル(山を取り囲む周回道)は、秋の山奥の風景と農村部の暮らしに出会えるところだ。森の道を歩いて柿が鈴なりに生った村の塀を通り、温かみのある民宿に滞在することで、それがさも日常生活であるように体験できる。

月坪村と梅洞村を結ぶ道は大部分は智異山トゥルレキル「仁月(インウォル)~金渓(クムゲ)」区間(3コース)の中にある。南川(ナムチョン/ラム川)に沿った道は、森と峠を越えて再び村とつながる。月坪村から梅洞村までゆっくり歩いて4時間ほどかかる。

梅洞村民宿の朝食(韓国観光公社提供)©news1

トゥルレキルに沿って壬辰倭乱(文禄の役)の歴史が刻まれた中軍(チュングン)村、水清い寿城台(スソンデ)などがある。ベノミチェを越えれば森の道が終わり、あたかも智異山を屏風のようにして長項(チャンハン)村の堂山松が立っている。

梅洞村は、智異山トゥルレキルの旅行者が一晩泊まっていく代表的な村だ。民宿の宿泊料金は4万~6万ウォン台(2人)、山菜たっぷりの食事が7000~8000ウォンだ。「百万ドルの」風景とおばあさんが出してくれるマッコリ、ナツメとキャンディーひと握り、そして満面の笑み。素朴な山里旅行で心は智異山のように豊かになり、心の金持ちになれる。

智異山トゥルレキル「仁月~金渓」区間(3コース)中郡村(韓国観光公社提供)

千年古刹実相寺(シルサンサ)=史跡=と景色のいい退修亭(テスジョン)(全羅北道=チョルラプクト=文化財資料)は梅洞村から歩いて行ける距離にある。智異山を背景にした上黄(サンファン)村の段々畑は、全羅道(チョルラド)と慶尚道(キョンサンド)をつなぐトゥングジェも智異山トゥルレキルの仁月―金渓区間にある。

©news1

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