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海外出張が多い夫が現地の女性と不倫した場合、不倫相手への損害賠償請求は可能か――。韓国のヤン・ナレ弁護士のYouTubeチャンネルにこのような相談が寄せられた。
相談した女性は結婚して20年以上。事業で成功した夫は東南アジアへ進出し、長期出張が増えた。最初は写真で現地の様子を共有していたが、事業拡大とともに連絡は減った。だが、女性は「忙しい」と言い訳する夫を信じて送り出していた。
しかし、出張から帰った夫の衣類から香水の匂いが漂い、不信感が募った。女性は夫の宿泊予約履歴を見つけ、仕事と関係のないリゾートのスイートルームを予約していたことを確認。さらに夫が寝ている間にカカオトークをのぞくと、愛を語るベトナム語のやり取りが残されていた。
翻訳アプリで翻訳すると、不倫相手は「社長さん、とても素敵でした。次はいつ来るの? 愛しています」と送り、夫は「愛してるよ。1カ月後に行くから待ってて」と答えていた。
相手の居場所や身元が分からず悩んでいる女性に対し、ヤン弁護士は「相手の個人情報が特定できなければ訴訟は難しい」とする一方で、「メッセージは有力な証拠となるため離婚訴訟には有利」と指摘。「夫の行動を厳しく監視する必要がある」と助言した。
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