ソウル市はこのほど、2023年の「ソウル型生活賃金」が時間当たり1万1157ウォンになったと明らかにした。同じ年の最低賃金9620ウォンより1537ウォン多い金額だ。
「ソウル型生活賃金」とは、労働者と家族が住居・教育・文化生活などを保障され、貧困水準以上の人生を営むことができる賃金水準だ。毎年の物価上昇率と家計所得・支出などを考慮して定めている。市は2015年、広域地方自治体で初めて生活賃金を導入した。
来年は、今年の生活賃金1万766ウォンより3.6%(391ウォン)増加した。ソウル型生活賃金適用対象者の法定労働時間である209時間勤務すれば通常の賃金基準で月に233万1813ウォンを受け取ることになる。
今回確定した「ソウル型生活賃金」は来年1月1日から適用される。適用対象は▽ソウル市および市投資出捐機関所属直接雇用労働者▽ソウル市投資機関子会社所属労働者▽民間委託労働者(市費100%支援)▽ニューディール雇用参加者――など合わせて1万3000人余りだ。
©MONEYTODAY