
韓国の中央選挙管理委員会は4日朝、全体委員会を開き、開票結果に基づく大統領当選人決定案を議決した。議決は午前6時21分で、この時点でイ・ジェミョン(李在明)大統領の任期が始まった。
通常、大統領の任期は前任大統領の任期満了翌日午前0時に始まるが、今回は「当選決定の時点」で始まる。これは大統領選挙が大統領職の空席によって実施されたためだ。
イ・ジェミョン大統領に対する警護の執行・指揮権も4日、警察から大統領警護処へ引き継がれ、大統領就任式が開かれる国会議事堂を中心に、最高レベルの警戒体制が維持される。
警察は「707部隊員によるイ・ジェミョン氏暗殺説」が提起された2025年3月18日以降、イ・ジェミョン氏の身辺を保護してきた。イ・ジェミョン氏が大統領候補に決定した後、警護チームを増員し、狙撃銃識別装備などを導入して警護を強化した。
警護処の警護対象は大統領をはじめ、配偶者および直系尊属・直系卑属らその家族だ。警護処には、大統領を至近距離で守る随行要員のほか、爆発物検査要員・通信支援要員・保安管理要員・医療支援要員・食品検査要員がいる。特別に製作された防弾車両や随行車両も提供される。
4日午前11時にはソウル汝矣島の国会議事堂で大統領就任式が開催される。国会内外には国会警備隊をはじめ、警察特攻隊、漢江警察隊、機動隊などが配置され、万一の事態に備える。国会周辺の集会・デモや座り込み場所なども重点的に管理する。
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