2024 年 5月 20日 (月)
ホーム社会心停止患者が運ばれても「こっちが先」と抗議の「サウナで転倒患者」保護者…暴言1時間、韓国の救急救命室マヒ

心停止患者が運ばれても「こっちが先」と抗議の「サウナで転倒患者」保護者…暴言1時間、韓国の救急救命室マヒ

チャンネルAキャプチャー(c)news1

韓国の病院で、後から搬送されてきた患者を医療スタッフが先に診たことに腹を立て、1時間以上も暴言を吐き続けた人物が告訴された。

チャンネルAによると、今月1日夜にサウナで倒れた男性が江原道(カンウォンド)の病院へ搬送された。医療スタッフは男性の状態を調べ、検査を勧めた。

しばらくして心停止状態の救急患者が搬送されてきたため医療スタッフがそちらへ急行すると、男性の保護者として来た女性が抗議を始めた。「あんたたちは患者を15分間放置したじゃないか。こちらも急に倒れ、救急車に乗ってここに来たんだ」と大声を上げた。

医療スタッフは緊急性を考慮して順番に診療すると説明したが、女性はわめき続けた。

結局、病院側の通報で警察が出動したが、女性は警察の前でも指差ししながら「言葉に気をつけろ。医者が患者を放っておいて、どうして保護者に一言の説明もないんだ」と騒ぎ続けた。

大声での「抗議」は1時間以上続き、その間、他の患者は待たされることになった。

サウナから運ばれた患者は精密検査で特に異常がなかった。

同病院救急医学科の医師は「このようなことは私の人生で初めてだった。緊急な患者は放置できない」と説明している。

(c)news1

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