2024 年 5月 18日 (土)
ホーム社会店員が熱い料理をこぼし、客が重度のやけど…韓国「店は189万円支払え」判決

店員が熱い料理をこぼし、客が重度のやけど…韓国「店は189万円支払え」判決

(写真=gettyimagesBank)(c)MONEYTODAY

従業員の不注意で熱い料理がこぼれ、やけどを負わされたとして客が料理店を相手取って損害賠償を求めた訴訟の判決公判が6日、韓国・蔚山(ウルサン)地裁で開かれた。地裁は店側に治療費と慰謝料など計1800万ウォン(約189万円)の支払いを命じた。

判決によると、客は2017年11月、蔚山地域にある食堂でカルビタンを注文した。従業員がこれを持ってくる途中にこぼしてしまい、カルビタンの熱い中身が飛び出して、客が足や足首に重度のやけどを負った。客は2019年12月まで通院治療を続けたという。

客は食堂を相手取り、2400万ウォン(約252万円)の損害賠償を求め提訴した。食堂側は「カルビタンは非常に熱い状態でお客様に提供されるので、安全に留意できていなかった客側にも一部で責任がある」と主張していた。

判決では「生命や身体に危険が発生し得る熱いスープ料理を提供する飲食店事業主や従業員は、客が飲食店にいる間、安全に食べ物を食べられるよう、すべての措置を取らなければならない」と指摘したうえ「『客が自らの安全留意義務を疎かにした』という漠然とした理由だけで、客に責任を問うことはできない」と断じた。

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