韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領はこのほど、引退盲導犬の譲渡を受け、障害者の人権と動物権の保護を強調した。
大統領室副報道官は24日、書面ブリーフィングで、ユン大統領夫妻が同日午後、京畿道(キョンギド)龍仁市(ヨンインシ)にあるサムスン火災盲導犬学校から引退盲導犬「セロム」の譲渡を受けた発表した。
「セロム」は2013年12月生まれのメスのラブラドール・レトリバー。
24日に譲渡のための行事があり、大統領夫妻と、「セロム」を子犬時代の1年間育ててきたチン・ミンギョン氏の家族、「セロム」を6年間パートナーとしてきた視覚障害者のキム・ハンスク氏と家族が参加した。
ユン大統領はセロムに引退犬ベストを着せ、キム氏は花のネックレスをかけてセロムの功績をたたえた。ユン大統領夫妻は現在、官邸で捨て犬を含む子犬5匹、猫5匹と暮らしており、セロムは11番目となる。
ユン大統領は大統領選候補時代の今年1月19日、この学校を訪問し、「当選すれば、奉仕を終えた盲導犬を譲り受けて世話をする」と約束していた。
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