韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領は11日、東南アジア諸国連合(ASEAN)や主要20カ国(G20)関連の首脳会議に出席するため、4泊6日の日程でプノンペンやインドネシア・バリ島を訪問する。ユン氏は大統領就任後、3回目の外遊で、東南アジア歴訪は初めてとなる。
ユン大統領はバリ島で開かれるG20首脳会議で、中国の習近平国家主席と就任後初めて会見するとみられる。公式首脳会談ではなく、略式会談やスタンディング歓談になる可能性が高いという。ユン氏は大統領当選者だった今年3月25日、習主席と初めて電話で挨拶を交わしている。
また、ユン大統領は13日には、岸田文雄首相やバイデン米大統領との日米韓首脳会談に臨む。3カ国首脳会談はスペインで6月に開かれて以来、2度目。バイデン米大統領との米韓首脳会談も決まっている。岸田首相との首脳会談は調整中という。
ユン大統領は今回の東南アジア歴訪を通じて▽セールス外交▽先端産業のサプライチェーン強化▽デジタルパートナーシップの基盤構築――に乗り出す。
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