大韓航空とアシアナ航空の合併について欧州連合(EU)の審査結果が今月中に示される見通しになっている。大韓航空がアシアナ航空の貨物事業部を売却し、格安路線を設けることができるようになるとの観測が出ている。
航空業界によると、両社の合併には競争国の許可が必要で、大韓航空は遅くとも今月末までに合併内容の改定案を決め、EU側に提出する計画だ。EUは改定案を検討し、審査結果を発表する。
EU側との協議では、アシアナ航空貨物事業部の売却や、14の欧州路線のうち4路線の旅客スロット(1時間当たり離着陸許容回数)をEU側に渡す案などが検討されている。具体的には大韓航空とアシアナ航空が重複就航している仁川とパリ、フランクフルト、ローマ、バルセロナを結ぶ4路線が上がっている。
今回の合併については競争関係にある14カ国のうち既に11カ国の承認を取り付けており、残るはEUと日米だけ。EUの審査結果は日米の判断にも影響を与えるとみられ、合併の成否の鍵を握る。
ただ、承認の見通しは不透明だ。EUは当初、今年1月に承認可否を発表する予定だったが、審査期間を延長して大韓航空に独寡占防止を理由に改定案の提出を要求し、さらに8月に予定されていた審査期限をまたもや先送りした。
大韓航空とアシアナ航空は2020年11月、買収合併の手続きに突入したが、3年間結論が出ていない。
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