2024 年 5月 19日 (日)
ホーム社会地下鉄の席、座らない、宅配は家の外で開封…韓国で拡散「トコジラミ恐怖症」

地下鉄の席、座らない、宅配は家の外で開封…韓国で拡散「トコジラミ恐怖症」

金浦国際空港ターミナル内の幼児休憩室と旅客休憩所に設置されたモニタリングキット(韓国空港公社提供)(c)news1

韓国で全国的にトコジラミ(南京虫)が発生し、市民の不安が高まっている。地下鉄に空席ができても座らないとか、ジムや映画館などを避ける動きも出始めた。

政府合同対策本部などによると、6日までに全国17市・道で受け付けたトコジラミ疑いの申告件数は約30件となった。2014年から約10年間で9件に過ぎなかったが、最近急激に増えた。9月に大邱(テグ)の啓明(ケミョン)大学の寮で発見されて以降、仁川(インチョン)のサウナなど全国各地で発生している。

ある会社員(30)は「出勤途中、地下鉄の座席が空いたが座らなかった。疲れていたけどトコジラミの方が怖い」と話した。ソウル交通公社には4件のトコジラミ疑い申告があったが、いずれも発見には至っていない。

宅配便を家に持ち込まない人もいる。最近、大型流通業者の物流センターでトコジラミが見つかったという書き込みがオンラインで広がったためだ。ただ、業者が調べて事実ではないことが判明した。

それでもある主婦(33)は「最近は玄関の外で開封し、箱はすぐに捨てている」と話した。

(c)news1

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