韓国のコイン市場に冬が訪れたのに、子犬の顔をシンボルに使ったコインの上昇率は100%を超える、という奇妙な現象が起きた。
昨年、暗号資産(仮想通貨)「ドージコイン(Dogecoin)」が急騰するや、柴犬を前面に出したコインの乱立したことを連想させる。だが、ドージコインを模倣して生まれた、以前の子犬コインがミームコインにとどまったとすれば、新たな子犬コインは「寄付」というキーワードで市場に定着している。
暗号資産情報サイト「コインマーケットキャップ」によると、ポメラニアンの顔をシンボルにした「POMI COIN」は21日、一時100%以上も上昇した。
「POMI COIN」プロジェクトは、単に子犬の顔を使ったのではなく、実際に子犬を含めた動物のための慈善型プロジェクトで、ブロックチェーン・プラットフォーム「イーサリアム(Ethereum)」のネットワークをベースにしている。
このプロジェクトは、世界各地で保護が必要な動物への栄養や保健サービスなどを目的に、資金を調達している。暗号資産の流通によって、遺棄された動物などのために寄付を受けている。
「POMI COIN」チームは単に寄付で終わるのではなく、ポミコインを購入して寄付した投資家が収入を得られるようにしている。
©NEWSIS