2024 年 12月 23日 (月)
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北朝鮮の金与正氏「韓国が新型コロナウイルスを流布」

北朝鮮のキム・ヨジョン(金与正)朝鮮労働党副部長(ロイター)©news1

北朝鮮のキム・ヨジョン(金与正)朝鮮労働党副部長が北朝鮮に発生した新型コロナウイルスが韓国から流入したものだとし「強力に報復性対応を加える」と主張した。党機関紙・労働新聞が11日報じた。キム・ヨジョン氏の発言は、談話や声明という形式ではなく、全国非常防疫総括会議(10日開催)の討論での発言として公表された。

北朝鮮は先月1日、国家非常防疫司令部の疫学調査発表を通じて、新型コロナウイルス感染が北朝鮮の江原道地域で初めて発生し、韓国から流入した「変わったモノ」などが原因だと主張したことがある。

キム・ヨジョン氏は「われわれが今回体験した国難は明白に、世界的な保健危機に付け込んでわが国家を圧殺しようとする敵の反共和国対決ヒステリーが招いたものだ」と述べ、韓国が意図的に北朝鮮に新型コロナウイルスを流布したと主張した。

また「南朝鮮の連中がビラと貨幣、汚らわしい小冊子、物品をわれわれの地域に送り込む行為を働いたのは非常に懸念すべきことだ」とし、脱北者団体などを中心に進められている対北朝鮮ビラ・物品の散布を批判した。

キム・ヨジョン氏は、物を通じてウイルスが流布する可能性はほとんどないという韓国政府の発表に対しては「悪性ウイルスが物体を通じても拡散するということ、そのため、物体の表面消毒を強めなければならないというのが国際社会の公認された見解だ」と反論している。

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