韓国の大学修学能力試験(修能)で“ウニヘア”で現れ、「迷惑だ」と批判を受けた受験生のチャン・ギホン氏がこのほど、SBSテレビ「モーニングワイド」に出演し、自身の髪型について「緊張を解消するため、普段と同じ気持ちで受けるため、普段と同じこの髪型で試験に臨んだ」と釈明した。
修能当日、オンラインコミュニティにはチャン氏の姿とともに「過去にないぐらい迷惑だ。告訴しても差し支えないのではないか」という書き込みが掲載された。チャン氏を目撃したという証言とともに、そのヘアスタイルを密かに撮影した写真も多数掲載された。
番組の中で、チャン氏は「修能の日を狙ってこの髪をしたわけではない」と説明しながら、次のように主張した。
「修能のような試験を受ける時、重要なのは普段のテンションではないか。自分は普段からこの髪型で過ごしている。髪を下ろして試験を受けに行ったら、緊張するじゃないか」
「例えば『頭皮の上に数センチ以上そびえていれば不正行為とみなす』というものでもない。私は、貧乏ゆすりをしたり咳をしたり、ボールペンをカチカチさせたりする人が気になる。こういう人たちに対して措置を取るべきだ。そんな絶対的な基準もない」
チャン氏の主張に対し、イ・ミン弁護士は「この人が目立つのは事実だが、法律でみれば“このヘアスタイルによって問題を解く際に悪影響を受けた”と認定するのは難しい。刑事処罰はもちろん、民事訴訟でも因果関係や責任の認定は容易ではない」との見解を示した。
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