韓国雇用労働省は28日、今年上半期の長時間労働監督の結果を発表した。介護など脆弱職種の事業所の10%は依然として労働時間が週52時間を超過するなど、時間外労働の上限規制に違反していることがわかった。
政府は労働時間短縮と法遵守を促すために毎年長時間労働監督を実施している。今年は代表的な脆弱職種である介護職などの従事者の保護が必要だという点から、療養介護、保育、障害者介護など介護保育関連業種の事業所340カ所と、製造業など地域別に脆弱業種事業所158カ所など計498カ所を対象に監督した。
その結果、498カ所のうち48カ所(9.6%)が時間外労働の上限に違反したことが分かった。
現行の週52時間制は、法定労働時間週40時間と時間外労働12時間を超えないようにしている。違反した事業所の週52時間労働を超過した時間は週平均6.4時間だった。
業種別に見ると、保育所340カ所のうち違反した事業所は8カ所(2.4%)、超過労働時間は週9.7時間だった。地域別の脆弱業種158カ所のうち40カ所(25.3%)では、時間外労働時間は週5.8時間だった。
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