韓国慶尚北道(キョンサンブクド)英陽(ヨンヤン)の伝統市場にある昔の菓子屋で「ぼったくり」騒動が起きているなか、自ら市場で昔の菓子を売る良心的な商人が「単価が高すぎる」と激しく批判した。
この人物は、全羅北道(チョンラプクト)益山(イクサン)市のある市場で昔のお菓子を販売するカン・ソング氏。2016年、KBSテレビのヒューマンドキュメンタリー番組「人間劇場」に「お菓子王」として出演し、お菓子を愉快に販売し、そのサービス精神が話題となった。
カン・ソング氏は当時、客に向かって「この程度が1万ウォン(1ウォン=約0.1円)分だ。おかあさんはうちのお義母さんに似ているので、もっと差し上げる」と言いながら、袋いっぱいにお菓子を詰め込んでいたりした。
人情味のあるサービスで支持されてきたこのカン・ソング氏の存在が、今回のぼったくり問題でクローズアップされた。
ネットユーザーは「英陽のぼったくりに触れるやいなや、カン・ソング氏を思い出した」「正直に商いをするカン・ソング氏は長続きするだろう」「カン・ソング氏は損しちゃだめだよ」などの反応が相次いだ。
カン・ソング氏は自身のインスタグラムに。英陽でのぼったくり場面に関して、次のように投稿した。
「100gが4499ウォン、1kgが5万ウォン。典型的なぼったくりだ! お客さんをカモにする商売! 言い訳せず、謝罪すべきだ。それらは100gを1500ウォンで売るものだ。ナイフを持っていないだけで強盗だ」
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