韓国の50代女性。事実婚状態の相手男性の浮気を知り、家から追い出した。すると、相手から慰謝料と財産分割を求める訴訟を起こされた――。こんな話が韓国YTNラジオの番組で取り上げられ、出演していた弁護士が女性に助言した。詳細をみてみると……。
女性は30代前半に離婚し、20年近く、1人で子どもたちを育ててきた。相手男性も若いころに離婚し、寂しく生きてきた。2人は登山会で出会い、似たような境遇からすぐに親しくなった。出会いから1年、2人は婚姻届を出さないまま、事実婚の生活に入った。
しかし、ある日、女性は男性の浮気を知った。かつて離婚した際も浮気が原因だったため、女性は男性と別れる決心をし、家から追い出した。
ところが、数カ月後、その男性から「事実婚の不当破棄」を理由に慰謝料と財産分割を請求する訴訟を起こされた。「女性が妻としての義務を果たさなかった」というのだ――。
番組でこの女性は「私も男性に慰謝料を請求したい。男性と別れた後、親から不動産を贈与されており、財産分割をしてもこれだけは守りたい」と伝え、助言を求めた。
番組に出演していた弁護士は次のような見解を示した。
「男性が慰謝料請求するのは勝手だが、有責配偶者だから認められないだろう」
「親からの不動産贈与は、事実婚解消後なので、財産分割の対象に含まれないだろう」
「事実婚破棄の原因が男性と浮気相手の不貞行為なのだから、あなたも、男性と相手の女に慰謝料を請求できる」
「提訴する前に証拠を十分に集めなさい」
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