中国最大の祝日である国慶節(10月1日)を控え、韓国を訪れる中国人観光客の急増が見込まれることから、航空業界が路線の拡大などに乗り出している。
中国の航空データ提供会社フライトマスターによると、連休の航空券予約では、中国人観光客が好む旅行先の1位に上海―ソウル路線が選ばれた。北京―ソウルも5位に入り、中国人観光客の韓国旅行需要の高さが表れた。
中華圏観光客の韓国入国は持続的に増えている。韓国文化観光研究院によると、今年1~7月の中国や台湾、香港、マカオなど中華圏からの入国者は149万5809人で、外国人訪問客全体546万2984人の27.4%を占めた。これは訪韓日本人107万3591人(19.7%)より7.7ポイント高い数値だ。
6年ぶりに中国人観光客の団体旅行再開が実現し、今後訪韓中国人観光客はさらに増えるとみられる。
大韓航空は今月20日、済州(チェジュ)―北京路線の運航便数を3便から6便に増やしたのに続き、24日からは週3回、仁川(インチョン)―武漢路線を運航する。
アシアナ航空は週7回運航中の仁川―広州路線を29日から週10回に増やす。現在、週84回の中国路線全体の運航回数も10月までに90回に拡大する方針だ。
済州航空やジンエアーも中国路線の便数を増やしたり、より多くの乗客を乗せるため航空機を大型化したりするなどして中国人観光客の増加に備えている。
(c)NEWSIS