2024 年 5月 6日 (月)
ホーム国際中国政府、超伝導体の開発に乗り出す…「材料強国」の野心

中国政府、超伝導体の開発に乗り出す…「材料強国」の野心

中国工業情報化省のホームページより(c)KOREA WAVE

中国工業情報化省と国務院国有資産監督管理委員会は28日、第1次の「最先端材料産業化重点発展指導目録」を発表し、先端材料産業化を推進すると明らかにした。両者は「最先端材料の革新と工業化の発展を加速させる」として、そのリストに超伝導体を含めた。

国が主導して超伝導体をはじめとする先端材料の発展プロセスを管理し、産業化を目標に企業が共同開発に協力できるよう指導する。発表では「新素材産業が戦略的、核心的産業として、未来先端産業発展の礎石であり、先導者の役割を果たす」としている。

リストには▽メタマテリアル▽超伝導体▽単一/二重壁炭素ナノチューブ▽2次元半導体素材――など15種の材料が含まれている。

超伝導体の場合、ゼロ抵抗、高い電流密度、外部磁場下でより高い性能を持つ素材などと説明している。またメタマテリアルでは、人工的に設計された構造で、天然材料が持てない特別な物理的特性を示す人工的材料と紹介された。

中国各地にある同省業務の担当部署が今後、該当材料に対する支援を強化することになる。

中国政府は今回のリストの公開により、先端材料技術革新や産業適用を積極的に遂行し、より多くの応用事例の創出に寄与するとし、究極的には「材料強国」建設の一助になるという立場を表している。

(c)KOREA WAVE

RELATED ARTICLES

Most Popular