中国の華為技術(ファーウェイ)が子会社から200万ウォンを超えるフォルダブルフォン(折りたたみスマホ)を発表した。中国スマートフォン大手のOPPO(オッポ)も、100万ウォン(1ウォン=約0.1円)を超えるフォルダブルフォン2種を欧州市場に出した。
このように中国のスマートフォン業者らが今年「モバイルワールドコングレス(MWC)」で「フォルダブルフォン」新作を大挙して発売している。世界のフォルダブルフォンのシェア80%以上を占めているサムスン電子の牙城に挑戦し、収益率をさらに引き上げるという戦略と見られる。市場全体の低迷にも屈しないプレミアムフォン市場で勝負をかけるという野心もある。
ただサムスンはこうした中国メーカーの動きをむしろ歓迎している。サムスンが主導するフォルダブルフォン市場がさらに大きくなる可能性があり、これに対するリーダーシップを確保しているという自信からだ。
これまで中国企業はコストパフォーマンスと薄利多売を主要戦略とし、スマートフォン市場での地位を固めてきた。フォルダブルフォンのようなプレミアムフォン市場で競争を繰り広げるためには、これまでつきまとってきた「低品質」というレッテルを剥がすことが急務だろう。
サムスン電子の余裕と期待のように、中国企業がフォルダブルフォン市場の活性化に寄与できるか、成り行きが注目される。
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