朝鮮戦争(1950~53)当時、凍死した中国軍人を侮辱する発言をした中国ソーシャルメディアの有名インフルエンサー(世間に与える影響が大きい人物)の羅昌平が逮捕された。
羅は自身の詩や中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」アカウントに掲載した投稿で、漢字の一画を削除した俗語で、凍死した軍人らが「集団氷彫刻」「集団砂彫刻」「馬鹿集団」として知られている、と発言した。
中国中央テレビ(CCTV)は19日、羅の事件が今年1月に羅の故郷である海南省三亜の検察に移されたと報じた。
「集団氷彫刻」とは、朝鮮戦争中の1950年、咸鏡北道(ハムギョンブクト)長津湖(チャンジンホ)=現在の北朝鮮地域=で米軍と戦闘した中国軍が氷点下40度まで気温が下がり凍死したことを指す。
CCTVの報道によると、羅のフォロワーは200万人に上るという。戦争の英雄を侮辱し誹謗し、核心的な社会主義価値と愛国心を露骨に踏みにじった疑いで起訴されたとCCTVは伝えている。
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