2024 年 5月 6日 (月)
ホームライフスタイル両班の里→ショッピング名所…「人口10万人」ここ、金・土ごとに「満員」 (下)

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バロマーケット(百済金剛店)

農林畜産食品省・韓国農水産食品流通公社(aT)によると、「バロマーケット」は新たな農畜産物直接取引市場で、農業従事者が直接、農産物収穫・包装・価格決定などを担い、消費者に農産物販売を提供する韓国代表直取引市場をいう。2009年に同省の支援で果川競馬公園入口に「果川バロマーケット」が開設された以後、全国的に広がっている。

バロマーケットが農業従事者と消費者から認められ、成長を続ける背景には、入店農家の努力と「バロマーケット」ならではの体系化された運営方式がある。

他の一般マーケットとは異なり、バロマーケットは公共機関であるaTが地域別・品目別に入店農家を公正に選定しており、専門委託運営機関が▽市場運営規定履行▽直接取引農家現場点検▽行事企画・広報▽顧客苦情応対――など市場運営と関連したサービスを提供している。

バロマーケット(百済金剛店)

入店農家が自律的に自治会を組織し、売上額の1%に当たる発展基金を徴収して市場発展に活用している。委託運営機関との相互協力やけん制など、自治的な活動を通じて市場を発展させるのも競争力の一つだ。

「バロマーケット百済金剛店」では平均50余りの農家が生産した多様な品目(穀物類、果物類、野菜類、特用類、加工食品類、惣菜・醤類、水産物類、畜産物類など)を消費者に提供している。

市場に入店するためには厳格な申請プロセスを経る必要がある。まず忠清南道に居住する必要があり、販売商品も道内で生産される農畜水産物と地域農畜産物を原料とする加工食品でなければならない。

耕作規模は耕地(畑・水田・果樹園)6,600平方メートル以下でなければならず、ローカルフード関連教育を履修する必要がある。また、エコ、農産物優秀管理(GAP)、自治体ブランド農特産物、自治体認証農特産物の中から新鮮農産物を優先選定している。輸入農畜林産物、あるいはこれを原料とした加工品の取り扱い・販売が禁止され、卸売市場や商人などから購入・販売することも許されない。

「バロマーケット百済金剛店」は季節別に地域特産物を基盤にした「市・郡の日」を定め、該当自治体首長も参加する行事も開く。1月はイチゴをテーマに論山(ノンサン)市の日を運営して▽6月「唐辛子・クコの実、青陽(チョンヤン)郡の日」▽9月「メロン、扶余(プヨ)郡の日」▽10月「リンゴ、礼山(イェサン)郡の日」――など季節別にテーマを異にする。

また、農特産物のほか、忠清南道海岸地域の5市郡の水産物などを基盤にした特化ブースも運営している。塩辛類ブースは論山(江景)、洪城(ホンソン)(広川)を中心に運営され、水産物ブースは舒川(ソチョン)・泰安(テアン)地域が参加している。

(c)MONEYTODAY

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