世界で初めて新型コロナウイルスのワクチンの追加接種を承認したイスラエルで、4回目接種導入の計画が白紙になる可能性がでてきた。
イスラエル現地メディアは24日、保健省の最高行政責任者が4回目接種の承認を延期したと報じた。現在、オミクロン株の症状について英国のデータについて検討を進めていると伝えられている。英国健康安全保障庁(HSA)はオミクロン株による入院率がデルタ株より50~70%低いという研究結果を発表している。
イスラエルのワクチン諮問委員会と新型コロナ対応チームは21日、高齢者と医療陣に対して4回目のワクチン接種を勧めた。このため、今月26日から60歳以上の高齢者、高危険群、第一線の医療関係者を対象に4回目の接種を実施する予定だった。
だが、最終決定権を持つ保健省が、具体的な接種方法や日程などを確定していない状態という。今回の承認が保留になり、4回目接種が白紙になる可能性も排除できなくなった。
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