世界的にK-コンテンツブームが巻き起こり、外国人の韓国語に対する学習意欲が高まっている。韓国政府公認の韓国語教育機関「世宗学堂(セジョンハクタン)」の財団によると、2007年に3カ国13カ所だった世宗学堂の数は、昨年6月には82カ国234カ所と18倍増加した。
234カ所の内訳はアジア129カ所、欧州55カ所、米州34カ所、アフリカ12カ所、オセアニア4カ所――など。K-POPやドラマなどの韓流ブームが主導する形で世宗学堂は拡大を続け、2017年54カ国171カ所、2019年60カ国180カ所、2020年76カ国213カ所と増加が続いていた。
2007年は740人に過ぎなかった世宗学堂の受講生も、2019年には7万2713人、2020年は7万6528人と増え続け、2021年は8万1476人。2007年の110倍ほどになった。新型コロナウイルス感染の流行でも韓国語学習に対する関心が冷めることはなかった。
ただ、世宗学堂の教育方式が変わった。財団は、全世界の世宗学堂で従来の対面教育を非対面で実施できるよう、オンライン世宗学堂、世宗文化アカデミー、文化インターンなどが非対面文化コンテンツの普及を拡大させた。
世宗学堂財団のチョン・ジョングォン事業本部長は「非対面授業により、世宗学堂まで来る時間を節約でき、自分が学んだ内容を録画するなど、反復学習も可能だったためだ」と語った。
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