米紙ワシントン・ポストによると、ロシアのデジタル発展・通信・マスコミ省が17日、ロシア政府のホームページと国営メディアに対する「前例のない」ハッキング攻撃が続いていると明らかにした。
同省はハッキング攻撃が過去に受けた攻撃の少なくとも2倍以上だったとしたうえ、「以前はピークタイムのトラフィックが500GBだったが、今は1TBに達する」と明らかにした。
ロシア非常事態省のホームページは16日夕方、ハッカーが掌握して内容を修正した。ハッカーらは「ウクライナで生きて帰れ」という文字とともに同省各部署の電話番号を、脱走を希望するロシア軍人のための電話番号に変えた。
ホームページのトップニュースは「ロシアメディアを信じるな――すべて嘘だ」「ロシアのデフォルトが差し迫っている」というタイトルで「ウクライナ戦争に関するすべて」というページにリンクされていた。
ロシア司法機関のホームページの約10カ所に、ロシアのプーチン大統領とロシア人を嘲弄する内容が掲載された。
ロシアがウクライナを侵攻した数日後、ロシア国営タス通信のホームページに「戦争反対デモを起こせ」と促す内容が掲載された。
ロシア通信当局は先月26日の段階で、ロシアの大衆サービスポータルがサービス遮断攻撃により、50回以上もダウンしたと伝えていた。
今月初めには、文化省、連邦刑務所、連邦通信委員会のホームページがハッキングされた。
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