――ベンツとはどのような協業をしているのか
ピ・ドヨン代表 指の接触だけで血中アルコール濃度を測定する技術を開発し、SBAの仲介によってメルセデス・ベンツコリアとともにこの技術を活用した飲酒運転遮断システムを開発した。酒を飲んだ人が指で始動ボタンを押すと、エンジンがかからないようにしたり、自動運転モードに変換する方式で飲酒運転を事前に防止できるようにする。現在ベンツとPoCを進めている。
――技術に対する需要があるのか
ピ・ドヨン代表 欧米の場合、酒を飲むとエンジンがかからないようにする各種安全装置が注目されている。ベンツのほか、他の大手海外メーカーとも議論を進めている。飲酒運転を防ぐ技術を義務付けるのは世界的な流れであり、国内でも導入されるものと見ている。車両に搭載するソリューションで完成すれば、ビジネスチャンスは無限だと思う。
――政府から支援を受けているのか
ピ・ドヨン代表 政府のディープテックスタートアップ支援事業「超格差スタートアップ1000+プロジェクト」で13.1倍の競争率を勝ち抜いて1次支援企業に選ばれた。創業振興院が事業を遂行し、ソウル大学や成均館(ソンギュングァン)大学などが技術事業化主管機関、韓国標準協会がグローバル協業主管機関を引き受けた超格差分野有望スタートアップ育成事業だ。
――今後の事業計画は
ピ・ドヨン代表 分光分析が日常化すれば、自分の周辺のすべてを分析し、そのデータを元に自分に最もよく合うものを選択できるようになる。グーグル検索の次は「分析」の時代だ。派生技術を基にヘルスケアなど多様な分野に進出する。
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