2024 年 5月 18日 (土)
ホームエンターテインメントネットフリックス「イカゲーム大当たり」の韓国で料金引き上げ……なのにインドでは最大60%引き下げ

ネットフリックス「イカゲーム大当たり」の韓国で料金引き上げ……なのにインドでは最大60%引き下げ

ソウルで開かれたイベントであいさつするネットフリックスのディーン・ガーフィールド政策総括副社長©news1

米動画配信大手ネットフリックス(Netflix)が最近、韓国国内で料金を引き上げる一方、インドでは料金を大幅に引き上げていたことが判明した。

米メディア「テッククランチ」によると、ネットフリックスはインド市場に進出して約6年ぶりに料金を引き下げた。ネットフリックスの大々的な値下げで、インド内での料金は18%から最大で60%程度引き下げられた。

インドでの値下げは、韓国での対応とは正反対だとの指摘が出ている。ネットフリックスは先月、韓国市場に進出して5年10カ月目にして初の値上げに踏み切っている。韓国の制作陣が手掛けた「イカゲーム」が空前のヒットを記録し、莫大な収益を上げていながらも、韓国市場では抜き打ち的に値上げし、議論が巻き起こった。

韓国でのスタンダード料金制は、月額1万2000ウォン(約1147円)から1万3500ウォン(約1290円)に、プレミアムは月額1万4500ウォン(約1387円)から1万7000ウォン(約1626円)に、それぞれ12.5%、17.2%引き上げられた。ベーシック料金制は従来の月額9500ウォン(約908円)を維持している。

ネットフリックスによるインド市場開拓が難航しているという背景もあるようだ。テッククランチは「インド市場ではディズニー(Disney)の動画配信サービス・ホットスター(Hotstar)にかなりの市場支配力がある。米アマゾン(Amazon)のプライム・ビデオ(Prime Video)とともに、ホットスターはインド利用者には、はるかに手ごろだ」と伝えている。ホットスターはプレミアム料金で年間1499ルピー(約2240円)程度。アマゾン・プライムも同額だ。

ネットフリックス側関係者は、今回のインドでの値下げについて「インドの料金制は、低解像度で視聴できるなどの点で韓国とは異なる。日本、オーストラリア、ニュージーランドでも料金が引き上げられており、国ごとに状況が異なる」と説明している。

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