今春の出勤時間帯にソウル地下鉄1~8号線の駅構内で超微細粉塵(PM2.5)濃度をリアルタイム測定した結果、5カ所に1カ所は法的基準値である50㎍(マイクログラム)/㎥を超過したことがわかった。特に地下鉄1号線の場合、平均83.1㎍/㎥に達することがわかった。
ソウル市議会が6日、「ソウル市地下鉄駅や電車内の超微細粉塵低減事業の効果分析」報告書で明らかにした。
ソウル市地下鉄駅構内の微細粉塵(PM10)や超微細粉塵は「室内空気質管理法」により微細粉塵の場合100㎍/㎥、超微細粉塵の場合には50㎍/㎥以下に維持するよう定めており、年1回、地下鉄駅構内の空気質を測定している。地下鉄1~8号駅構内の微細粉塵濃度は2018年82.6㎍/㎥、2019年65.4㎍/㎥、2020年52.3㎍/㎥、2021年52.5㎍/㎥、2022年43.7㎍と減少傾向にある。同期間、超微細粉塵の濃度も54.6㎍/㎥、42.5㎍/㎥、31.7㎍/㎥、32.6㎍/㎥に減っている。
だが、超微細粉塵のリアルタイムモニタリング結果は法定測定結果と差があった。
市議会は3月31日~4月10日、週末を除き最も多くの市民が地下鉄を利用する時間帯である午前8~9時、ソウル地下鉄1~8号線の270の駅の構内において超微細粉塵測定値を収集・分析した。その結果、24時間平均で超微細粉塵濃度は1~8号線は平均46.0㎍/㎥で前年に比べ22㎍/㎥増えた。1号線は83.1㎍/㎥で法的基準値を66.2%超過し、2号線と4号線がそれぞれ46.0㎍/㎥、46.2㎍/㎥で平均値より高いことが確認された。
法的基準値を超過した地下鉄の駅は270のうち21.4%(58)に達した。
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