2026 年 1月 14日 (水)
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ソウルの中高生の95%が生成AIを使用…教員の93%は「依存が心配」と懸念

京畿道高陽市の展示場で開かれた「2024大韓民国教育革新博覧会」(c)NEWSIS

ソウル市教育庁傘下の教育研究情報院が2025年7月に実施した調査によると、ソウル市内の中高生の約95%がChatGPTやGeminiなどの生成型AIを使用した経験があると答えた。一方で、教員の93%が「生徒のAI依存」を懸念しているものの、実際に生成型AIを教えた経験のある教員は半数にも満たないことがわかった。

調査は中高生2万6531人、教員3344人を対象に実施され、生徒の94.7%(2万5104人)が生成型AIを使ったことがあると回答。中学生は93.8%(1万7845人)、高校生は96.7%(7259人)と、高校生の利用率がやや高かった。

生成AIの使用目的としては、学習関連が最多で、42.5%(1万674人)が「授業中に使用」、35.7%(8956人)が「自学自習で使用」と回答。ほかに「趣味での画像・音楽・映像制作」(8.7%)、「ゲーム中の活用」(2.8%)と続いた。

高校生は「自学自習」で使う傾向が強く(43.9%)、中学生は「授業中の活用」が多かった(43.7%)。また、週1回以上使う高校生は77.2%、中学生は56.6%で、高校生の方が使用頻度が高かった。ほぼ毎日使う高校生は20.1%に達した。

教科別では、国語(64.9%)、英語(60.9%)での活用が特に多かった。国語では、テーマに沿った文章やプレゼン資料の作成(29.0%)、内容を要約・質問する活用(28.9%)が主流。英語では単語や文の意味・発音検索(29.9%)や翻訳機能(21.5%)の利用が目立った。

一方、数学(38.3%)では概念や原理の検索(35.8%)、解答を得る用途(28.5%)に使われ、社会(41.1%)、科学(40.2%)でも一定の利用が見られた。音楽(23.4%)、美術(24.5%)など芸術科目での活用は限定的だった。

教員側でも生成AIの活用は進んでおり、担任教員の60.8%(1779人中1081人)が学級運営で使用。授業活動では71.9%(2405人)が活用し、このうち63.2%(1520人)はテストや評価にAIを利用していた。

しかし、教員の多くはAIへの過度な依存に強い懸念を示している。「AIに頼りすぎるのではないか」と心配する教員は93.4%、「偏った情報を受け入れる恐れがある」との声は92.4%、「批判的思考が育たない」との懸念も92.5%に上った。また、課題の盗用や無批判な情報受容への危機感も共有されている。

にもかかわらず、生成型AIについて生徒に教育した経験のある教員は47.6%(1592人)にとどまった。その理由としては、「他の授業で忙しく時間がない」(37.7%)、「生成型AIへの理解不足」(22.8%)、「教える必要を感じない」(12.2%)などが挙げられた。

(c)NEWSIS

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