ソウルでは麻薬犯罪から強盗まで犯罪が後を絶たない。ソウル自治区は24時間住民の安全を守るためにCCTV(監視カメラ)設置を拡大し、専門家を配置してモニタリングを強化している。
ソウル市25の自治区に設置された防犯用CCTVは、2015年に2万6321台だったが、2017年には4万台を超え、2019年5万8002台、2021年7万3965台と毎年増加し、2022年は8万5台になっている。
昨年は、江南区(カンナムク)が6495台で最も多く、冠岳区(クァンアクク、4029台)、城北区(ソンブクク、4014台)、九老区(クログ、4013台)などが後に続いた。
ソウル各地に設置されたCCTVは犯罪死角地帯の解消はもちろん、各種犯罪の容疑者逮捕などに寄与している。
3609台の防犯用CCTVを設置している陽川区(ヤンチョング)は今年、老朽化したCCTV530台余りを全面的に交換し、100台を追加で設置する。交換対象は2015年以前に設置されたカメラで、頻繁に誤作動したり、画質不良・部品生産中止で修理が不可能だったりする製品だ。
広津区(クァンジング)は最近「災難安全総合状況室」を開所し、管内に設置された3480台のCCTVを常時チェックできるシステムを構築した。瑞草区(ソチョグ)は人工知能(AI)映像分析技術を活用し、CCTV映像内の異常行動を自動感知して事件・事故を予防する「知能型選別管制システム」を運営している。
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