韓国で、度重なる性犯罪の被害を受けてきた女性がその経験を告白し、波紋を呼んでいる。
あるオンラインコミュニティに最近、「性犯罪に一度も遭ったことがない人はいますか?」というタイトルの投稿が掲載された。
投稿した女性は「性犯罪に一切遭ったことがない女性はいるのか。私は女子中学、女子高校、女子大学を卒業し、卒業後すぐに最初の恋人である夫と結婚したため、男性と接する機会が少ない人生を送ってきた」と伝えた。
一方で、女性は▽小学校低学年の時、高学年の男の子が私の重要な部分に触れた▽従兄が私のパンツを下ろして覗いた▽アルバイト先の店主から胸を何度も触れた――など、次々と被害を明らかにし、「すべて覚えていないほど」と訴えた。
女性は「夫と子どもの教育について話していた時、夫が性犯罪を完全に他人事のように話していた」ように感じたため、投稿に踏み切ったそうだ。
この投稿に対し、同様の経験を持つネットユーザーは「友達同士で話していると、みんな大小問わず一度は性犯罪に遭っている。トイレに追いかけてきてズボンを脱いだ男、バスで隣に座ってバッグで隠しながら太ももを撫でていた男、小学生の時、私を膝に乗せて体を触っていた水泳のコーチ。大半の友達が小学生や中学生の時に被害に遭っていた。こういうことを男性は全く知らない」と書き込んだ。
また別のネットユーザーも「男性たちは本当にわかっていない。性犯罪を一度も経験したことがない、という女性はほとんどいない。言葉によるもの、視線によるもの、こういったことをすべて除外してもなお、性犯罪は存在する。性犯罪をはたらく男性よりも、犯さない男性の方が多いことは理解している。それなのに、なぜ女性たちが『性犯罪を経験した』と言っても信じようとせず、逆に加害者に共感することもある。その理由がわからない」と訴えた。
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