報告書によると、ブランド品を購入する若い消費者層が毎年爆発的に増加しており、初めてブランド品を購入する時期も早くなっている。Z世代消費者の場合、ハンドバッグと靴、時計、宝石、衣類、美容製品などすべての品目で、先んじたミレニアル(M世代、1980~2000年代生まれ)よりも3~5年早い15歳で初のブランド品購買を始めている。
ベイン&カンパニーは「今後10年間、ブランド品を購入する若い消費者の規模は、中・壮年層など既成世代より3倍も早く増加するだろう。2030年までにZ世代と現在13歳未満のアルファ世代の支出が3分の1を占めるだろう」と見通している。
同社はまた、Z世代とアルファ世代にM世代まで加えれば、2030年の世界ブランド品市場購買の80%を占める最大の購買層になるだろうと予想している。
ブランド品を購入する消費者の年齢が低くなった最大の理由としては、SNSの影響力が挙げられる。
若年層の相当数がインスタグラムなどSNSアカウントを通じて自分の日常を共有すると同時に、有名人の生活を隅々まで覗き見ている。この過程で購入するブランドや製品などを決める場合が多いため、自然にブランド品市場に足を踏み入れるという。
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